この記事でわかること
- 毎月定額購入の仕組みをわかりやすく解説
- 暴落時にむしろ有利になる理由
- 一括投資との比較シミュレーション
- 実践するための証券会社設定方法
- よくある誤解3つを解消
はじめに:「ドルコスト平均法」は難しくない
「ドルコスト平均法」という言葉を聞いて、難しそうと感じた方は多いはずです。でも実はこれ、積立NISAを毎月同じ金額で積み立てているだけで、すでに実践している手法です。
この記事では、ドルコスト平均法がなぜ初心者に有効なのか、そして暴落が来ても怖くなくなる理由を、数字とともにわかりやすく解説します。
第1章:ドルコスト平均法の仕組み
シンプルな定義
毎月決まった金額を、決まった日に買い続ける投資方法
これだけです。1万円を毎月15日に積み立てる設定をすれば、それがドルコスト平均法です。
なぜ有利なのか
価格が高いときは少ししか買えず、価格が安いときはたくさん買えます。この性質が、長期的には平均購入コストを下げる効果をもたらします。
具体例:毎月1万円で投資信託を3ヶ月購入
| 月 | 基準価額 | 購入口数 |
|---|---|---|
| 1月 | 1,000円 | 10口 |
| 2月(暴落) | 500円 | 20口 |
| 3月(回復) | 800円 | 12.5口 |
| 合計 | — | 42.5口 |
3万円で42.5口を購入。平均購入単価は705円(3万円÷42.5口)。
もし毎月同じ口数(10口)を買っていた場合:
- 1月:1万円、2月:5千円、3月:8千円
- 合計:2万3千円で30口
ドルコスト平均法(毎月定額)の方が多くの口数を安く積み上げられます。
第2章:暴落時にむしろ有利になる理由
多くの人は「株価が下がったら損する」と感じますが、積立投資中の暴落はむしろチャンスです。
理由:価格が下がった局面で多くの口数が買えるため、価格が回復したときの利益が大きくなるからです。
歴史的データで見ると:
- リーマンショック(2008年)後、S&P500は約5年で完全回復
- コロナショック(2020年3月)後、約5ヶ月で回復
- 暴落中も積み立てを継続した人が最も資産を増やした
暴落は「安く大量購入できるセール期間」と捉えることが、長期投資家の考え方です。
第3章:一括投資との比較
一括投資のメリット・デメリット
メリット:相場が右肩上がりの局面では、早く投資するほど有利
デメリット:高値で一括購入すると回復まで長い時間がかかる
ドルコスト平均法のメリット・デメリット
メリット:タイミングリスクが分散される、感情的な判断が入りにくい
デメリット:相場が上昇し続ける局面では一括に劣ることがある
結論:初心者はドルコスト平均法(積立)一択
相場のタイミングを読むことはプロでも難しく、精神的なストレスも大きいです。毎月自動で積み立てる仕組みを作れば、タイミングを考える必要がなくなります。
第4章:よくある誤解3つ
誤解①:「下がったら損する」
→ 積立中の下落は購入単価を下げるチャンス。損が確定するのは売ったとき。
誤解②:「タイミングを見計らって買った方がいい」
→ タイミングを読んで一括投資するより、毎月淡々と積み立てる方が長期では有利なケースが多い。
誤解③:「暴落が来たら積立を止めた方がいい」
→ 暴落中に止めるのが最も損をするパターン。安値で多く買えるため、むしろ継続(または増額)が正解。
まとめ
- ドルコスト平均法=毎月定額を淡々と積み立てるだけ
- 暴落時は安値で多く買えるため長期では有利
- 感情を排除して機械的に続けることが最強の戦略
- 積立NISAの自動積立設定がドルコスト平均法の実践
次に読むべき記事
ししまるの金融教室|SNSでも発信中
難しいお金の話を毎日わかりやすくお届けしています。ぜひフォローしてください!
| SNS | アカウント |
|---|---|
| 🐦 X(Twitter) | @banker_novice |
| 🧵 Threads | shishimaru.class |
| ▶️ YouTube | @ししまるの雑学教室 |
| 🎵 TikTok | @shishimarustudious |
| shishimaru.class |
この記事はししまるの金融教室が執筆しました。投資はご自身の判断と責任のもと行ってください。特定の金融商品・サービスへの投資を勧めるものではありません。